よつばKids川崎認定保育園
あたたかくてアットホームな環境で
丁寧に保育ができるのが魅力の小規模保育園
閑静な住宅街の中にある、カフェのような一軒の素敵な一戸建て。可愛らしい手作りの表札がかかったドアを開くと、子どもたちの楽しそうな声が聞こえてきます。0・1・2歳児をお預かりする定員15名の川崎認定保育園。代表の早川真奈美先生にお話を伺いました。
よつばKidsができるまで
地域貢献をめざして地元で開園。
人のご縁に恵まれて、認定保育園に。
よつばkidsは2023年で10年になります。初めは認可外保育園として、新百合ヶ丘でスタートしました。「よつばkids稲田堤」はこちらの2年後に開園しました。
定員は15人です。厳しい時もありましたが、現在は定員いっぱいで地域に根付いた園の運営ができていると思います。
保育園を作ることになったきっかけは、医療関係の仕事をしていた家族のすすめでした。初めは、子育てを経験しただけの私に保育園をつくることができるのだろうかと疑心暗鬼でしたが、子どもが大好きでしたし、地域や社会に貢献をしたいという想いがあり、一念発起して、国家試験で資格を取り、私の地元であるここ麻生区で、保育園を立ち上げることにしたんです。
こちらの建物は、たまたま車で通った時に見つかりました。偶然にも前に借りていた方が出ていった次の日だったんですよね。すぐに借りることができました。
開園から2年後、無認可保育園から川崎認定保育園に移行しました。他の認定保育園の園長先生から「早かったね」と言ってもらえました。人のご縁にとても恵まれているなぁと思います。
よつばKidsの保育について
子どもにとって、あそびは学び。
乳幼児期のかかわりが、生きる力になる。
大切な個性を伸ばすことを何よりも大切に
保育方針では、第一に「あそび」を大切にしています。あそびは子どもたちにとっての生活の中心、そして「学び」でもあります。一人ひとりが十分にあそびこめる環境を整えるのが私たち大人の役目です。この園は0・1・2歳児をお預かりしている園ですが、乳幼児の時期だからこそ、自己肯定感や知的好奇心、創造性、想像力を豊かに育んであげたいですね。子どもは何もなくても、あそびを生み出しますよね。まさに「あそびの天才」だと思います。
2つ目は、自立した子どもを育てること。自分の身の回りのこと、食事や着脱、排泄など自分で自分のことができるようになることで、自信やがんばろうとする気持ちが引き出されていくと考えています。
子どもたちはクラス分けはせず、異年齢保育で全員一緒に過ごしています。もちろん乳児は一人一人の生活リズムを大切にしながら。みんながきょうだいのように遊び一緒に生活しています。子どもは一人ひとり、個性をもって生まれてきます。その大切な個性を伸ばすということ、つまり潰さないということを何よりも大切にしています。
2歳前後は、イヤイヤ期に入る時期、第一次反抗期ですね。何を言ってもやっても「イヤイヤ!」手が付けられないような時には、一緒に私たち保育者もイヤイヤになって(笑)。一緒に楽しんでいます。もちろん必死ですけどね。自我の芽生えの時期にしっかりと向き合っています。
ここの職員は何といっても保育のプロフェッショナル。一人ひとりの子どもに合わせた声がけや対応は素晴らしい。褒め方ひとつとっても、「なるほどね、そういう対応するのはいいね」と私はいつも感心しています。一律の言葉がけではなく、その子その子に合わせた対応ですね。本当にみんな上手だと思います。
よつばKidsのカリキュラム
地域に愛され見守られて、のびのび育ちあう環境がある。
卒園した子どもたちが遊びに来てくれることが一番やりがい
住宅街の中ではありますが、緑がいっぱいで歩道も広いので、お散歩コースが充実しています。公園もたくさんありますし、涼しい季節には、新百合ヶ丘駅まで電車を見に、電車を見に行きます。小田急線に手を振ると運転手さん「ファン」とクラクションを鳴らしてくれて、子どもたちも大喜びしています。雨の日は赤ちゃんも大きい子も一緒に制作をしたり、マット運動を楽しんだりしています。
毎月のお誕生日会では、子どもだけではなく職員のお誕生日もみんなで祝っています。いまはまだコロナのことがあって、保護者参加の行事ができていないんですが、ハロウィンパーティもやっています。クリスマス会では、子どもたちがみんな天使になって。本当に可愛らしいんですよ。ほんとアットホームすぎるぐらいにアットホームです。ハロウィンでは、私も仮装して出るんです。毎年魔女なんですけどね。『大きなかぶ』のおばあさんになることもあるんですよ(笑)
こちらの建物は、もともとは犬のブリーダーさんがおられたところなんですが、一つ一つのお部屋も広くて、すっきりと使いやすく、まるで自分のおうちにいるかのような温かみがあります。
一番やりがいを感じるのは、卒園した子どもたちが遊びに来てくれること。コロナだから中には入ってもらえないんですが、ランドセルを背負った子どもや、認可園に転園した子が、帰りに保育室の大きな窓のところで手を振って窓に張り付いて覗いてくれたり(笑)。園のことを懐かしんで自然に足を運んでくれること、子どもたちにとって、また来たくなるような場所になれていることが、とっても嬉しいですね。よし、また1年頑張ろう!って思います。
私自身も保育に入ることももちろんあります。早番などシフトがうまく回るようにサポートしています。赤ちゃんは、なんか自分が育てた子みたいになっちゃうんです(笑)。ミルク飲むようになったとか、ご飯食べるようになったとか、一つひとつのことに大喜びして。みんな我が子のようですね。
よつばKidsの雰囲気
家庭的な雰囲気が人気。
保護者との信頼関係も厚い。
たくさんの方に入園希望のお問い合わせをいただいています
保護者の方とも年賀状をやりとりして関係性もずっと続いています。下の子が生まれたらまた利用してくださるなど、リピーターの方も多いんですよ。
入園希望者の見学は、ほぼ毎日ありますね。見学は、全部私が担当なので、新百合ヶ丘と稲田堤、どちらも対応しています。毎年、保育園を申込する前の事前見学の時期が早まっているように感じますね。
今6月ですが、最近では来年の4月っていう問い合わせが多いです。妊娠中に申込をしたいという方も。産まれてから探すのではもう入園できないんですね。待機児童が減ってきたそうですが、そんな状況が今もあります。
よつばKidsでは、3か月からお預かりしているので、自営業の方や、産後すぐに職場復帰したい方が結構いらっしゃいます。妊娠中にお問い合わせいただく方には、まずは元気なお子さんがお生まれになることを祈るのと、あとは、ご予約はうち2カ月前なので、まずは一応見学だけ済ませていただいています。毎日個別対応で入園説明会をやっている感じですね。コロナの状況になってからは、一日1組に限定しています。
認可保育園に落ちてしまったらとにかくすぐ連絡をいただいて、在園児の方は優先的にお預かりします。どこにも行くところがなくて、困ってしまいますからね。やはり1歳児クラスは毎年すぐに埋まってしまいます。一時保育を利用される方も多いですね。
保護者がみなさん口を揃えていってくださるのは、とにかくアットホームだということ。アットホームすぎるほどにアットホームです。まさに家庭のような環境で、こぢんまりと丁寧な保育をしていること、そして年齢的にも落ち着いた職員が多いからでしょうか、とても安心感があると言っていただけています。“お母さん”的な包み込むような対応をする職員が多いですね。そこが私は気にいってます。まずは安全を第一に。子どもが毎日笑顔で楽しく過ごせる場所、保護者が安心して預けて楽しい子育ての思い出を作ってもらえたらと思っています。
求職者へのメッセージ、求める人物像
職員同士支え合いながら、我が子のように、包み込むような保育を
認定保育園になる前からいる先生もいます。職員同士の信頼関係はできているのかなと思います。
採用面接のときには、もちろん園長・副園長、先輩・後輩といった上下関係はありますが、保育士も保育士補助もみんな同じ、資格を持っている人も持っていない人も、みんな一緒に、同じ内容の仕事をしていただきます、ということはお話しています。
職員には、それぞれ得意なことを生かしてもらっています。得意なことを得意な人がやる。苦手なことがあっても大丈夫。持ちつ持たれつです。園便りや行政の手続きなどは、私が事務担当として一手に引き受けて、職員が保育に集中できるようにしています。また保育の書類については職員みんなで役割分担をしています。
保育はコミュニケーションとチームの連携が大切。そこで毎日朝礼をしています。休憩はもちろんしっかりとれるように時間のやりくりを工夫しています。また月に1回は、安全や衛生、保育のことなど、その時々でテーマを決めて園内研修も行っています。区の看護師さんが来てくれて、巡回指導してくれるのもありがたいですね。
実はできるだけ40歳以上の方を求めているんですよ、子育て経験は問いません。自分の子どもや孫のように、子どもを見てくれる方がいいですね。50代でも60代でも、みなさん若々しい、てきぱきと働いてくれています。
明るくて元気な職員ばかりで働きやすい職場です。素直な気持ちでこの園の理念ややり方を受け入れてくれる人、そして子どもたちを我が子のように育ててくれる、そんな方との出会いを楽しみにしています。
取材を終えて・・・
「アットホームな雰囲気が印象的」
ちょうど朝の会が始まるところにお邪魔した取材チーム。赤ちゃんたちも、少し大きい子どもたちもみんな先生が読んでくれる絵本に釘付けでしたが、お客様が来ると、背中をぴっ!として「見てて!」というように、大きな口を開けてとっても誇らしげな表情で歌を歌ってくれました。雨の日でしたが、大きなボールプールではしゃいで遊ぶ子どもたちの笑顔、そしてそんなお兄ちゃん、お姉ちゃんの様子をじっと眺める赤ちゃんたち。職員の皆さんが、心をひとつにして、子どもたちの育ちをやさしく温かく見守っている、そんなことをひしひしと感じる園でした。
求人情報の詳細はお問い合わせください。
この保育園の施設概要
施設名 | よつばKids |
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勤務地 | 神奈川県川崎市麻生区上麻生4-10-5 |
最寄り駅 | 小田急線新百合ヶ丘駅よりバス 山口台中央バス停下車 徒歩0分 |
求人募集要項
仕事内容 | 保育士(保育全般/保育補助) |
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雇用形態 | 正社員 |
給与 | 時給 1,050円~1,500円 |
交通費 | 全額支給 |
勤務期間 | 長期 |
勤務時間 | 週3日 1日5時間勤務 7:30~18:30 5時間以上 |
休日・休暇 | 土、日、祝日 |