神明保育園社会福祉法人 湘南児童福祉会_藤沢市認可保育園
子どもを真ん中に、地域の福祉を支えてきた歴史ある園
明るくて広大な園舎で、のびのび保育が実現
新緑が美しい烏森公園を望む藤沢市鵠沼の閑静な住宅街の中に、すっくりと佇む白くて大きな美しい園舎。
中から子どもたちの笑い声が聞こえてきます。湘南の海もほど近いこの地の保育園を営んで50年以上。地域に愛され続けてきた神明保育園は、少子化が進んだ現在も常に定員を超える園児をお預かりしています。保育への思いの髙野園長先生、そして事務長の助川先生に、保育の中で大切にしていることなどについて、お話を伺いました。

保育園の概要
地域に愛され、地域とともに50年以上。
子どもたちの成長を見つめ続けて

湘南の海にほど近い鵠沼は、東京からの移住者も多い人気エリアです。
神明保育園の創立は昭和46(1971)年。たくさんの子どもたちが巣立っていきました。中には親になって戻ってきてくれる卒園生もいるそうです。
「一度見学に来てくれると、皆さん何といってもこの園舎や園庭の大きさに驚かれます。保育の理念や内容もじっくりお伝えしていますが、こんな園に通わせたい!って思っていただける方が多いようです」と髙野園長。
建て替える前からずっとこの土地で、120名の定員の認可保育園として運営してきました。
現在の新園舎の竣工は2018年、今年で建て替えてから8年目。建て替えのタイミングで定員を増やし125名としました。昨今は定員割れをしている園が多いなか、0歳児クラスも4月当初から12名に。コロナ禍の時期を除いて園児数は常に満員です。広くて面積的にも余裕があることもあり、ここ数年は定員を超えて受け入れています。
保育園の魅力
保育の実績と安心感がファンを生み続ける
行政や関係機関との信頼関係も土台に

「3つの保育園(藤沢市に2園、隣の綾瀬市に1園)、そして学童保育を2箇所運営しています。乳幼児期から小学校まで、地域の児童福祉に貢献してきました。
待機児童が社会的な問題になっていた平成14年、藤沢市では初の、0・1・2歳児に特化した駅前保育園を分園として(現在は本園化)開園しました。本園化の際は、市の肝入りのプロジェクトとして注目され、新聞にも掲載されるなど大きく話題になったんですよ」。
また、同じ藤沢市内で2つの学童保育もスタート。「お声がけいただいたのも、長年、藤沢市の保育行政に協力してきたことの信頼の証だと思います。藤沢市さんと一緒に頑張ってきたところがあるので」と助川事務長は言います。
保育の理念・特色
「これは、保育園の長い歴史に比べるとまだ新しいんですよ」。そう教えてくれたのは“〇△□”をモチーフにした園のロゴマーク。みんな違ってみんないい、個性を大切に育てる、一人ひとりの子ども、そしてかかわるすべての人に向き合うことを大切に保育を実践してきました。それを象徴しているマークだといいます。
保育目標は、①健康な体力に恵まれた子、②自分で考え、自分で行動のできる自主性のある子、③誰からも愛され、誰でも愛せる愛情豊かな子。
「昭和の時代から、ずっと同じ保育理念や目標を掲げ、変わらず地道な保育を実践してきました。そこに安心感を感じて預けてくださる保護者の方も多いのではないでしょうか」(髙野園長)
保育の特徴
食べて、遊んで、育ち合う。
心と体を育む“叱らなくてもいい保育”を実践

0・1・2歳児では、発達段階や個性を大切にしながら、子ども一人ひとりの生活リズムや興味に合わせた丁寧な保育が実践され、「自分でやってみよう」とする気持ちを大切にし、保育士が見守りながら自立を支援します。
3・4・5歳児クラスでも、子どもたちの自主性や社会性を育むことを大切にし、朝の自由遊びやクラスごとの活動、午後の異年齢交流などを通じて、自己表現力や協調性を自然に身につけていく保育が実践されています。
そして4・5歳児を中心に行われる造形教室や体育教室では、専門講師による絵画・工作や運動指導を通して、創造力や体力、達成感を育てる体験的な学びが行われているほか、リトミックなども取り入れ、多彩な保育プログラムとなっています。
保育の方針として掲げているのは「叱らなくてもいい保育」。大人が声を上げなくても子どもたちが本来持っている力を発揮して主体的に成長できるようなあたたかくてきめ細やかな保育を大切にしています。
保育環境の魅力
子どもたちのワクワクが止まらない!
雨の日ものびのび遊べる広い園舎

園舎の魅力は、なんといってもその広さ。1階は0・1・2歳児、2回は3・4・5歳児室。
各保育室は広々ゆったりとしたスペースが確保されています。雨が降ってもホールをはじめ、広い廊下やテラスなどいたるところでのびのび遊ぶことができる、恵まれた保育環境です。また各所に防犯カメラも設置されており安心して過ごすことができます。
保育室の壁は、園舎全体と同様白を基調としているので清潔感があり、明るさと開放感があります。保育室は移動式の柵やスペース調整が可能で、ずりばいや伝い歩き、手先を使った遊びなど、五感を通じた運動発達を促す環境が整えられています。
「ロッカーも稼働式なので、子どもたちの動きを見ながら、 クラス担任が自由にレイアウトしています」(助川先生)
そして小学校の体育館さながらのスペースを誇るホールの壁面には、本格的なボルダリングが!
「園内の行事はすべて園舎と園庭で行うことができます。運動会も園庭でやりますし、発表会もこのホールに小さい舞台を出して行います(舞台はホールの壁面に格納)。日常の子どもたちの姿や、保育の様子を見ていただけるように工夫しています。」(髙野園長)
神明保育園では、年間を通して運動会、七夕、夏まつり、クリスマス会、節分、七五三などの多彩な行事を行っています。しかし行事だからと無理せず、日本古来の伝統的なもの、季節の行事は体験させてあげたい、日々の保育から生まれる自然体な行事でありたいと考えています。
各保育室から出られるテラスは園庭に面し、とても広くて屋根もあるので、大き目なプールを出して水遊びもできます。マットを出して乳児が遊んだり、テーブルを出してここでお花見をしながら給食やおやつも食べることができるそう。
「建て替えの際には、保育の内容や遊びの充実、保育者の動きなどを考えて、何度も何度も見直し、設計にはかなりこだわりましたね」(助川先生)
2階の角には、ソファのある絵本コーナーがあります。「園文庫」と呼ばれており、ここには収納しきれないほどたくさんの絵本があるそうです。神明保育園では、乳幼児期から良質な本に触れる機会を多く設け、家庭へ本の貸し出しも行っています。
園庭の特徴
季節ごとの表情が楽しめる実のなる樹々
遊びが広がる魅力いっぱいの園庭

園庭には、黄・赤・青のプラムの樹が。実がなるのを子どもたちも楽しみにしています。また昔なつかしい真っ赤なポストや、トカゲ?オブジェも、あたたかくてユニークな園の雰囲気を醸し出しています。
また、園庭に面した1階の保育室手前にトイレが設置されているので、遊びの途中で幼児がトイレに行きたくなっても安心です。
園周辺には、烏森公園や二町公園など緑豊かな公園もたくさんありますので、園庭だけでなく、園の外にも積極的に出かけ、季節感を感じながら散歩をすることを楽しみながら、体力と感性を育んでいます 。
給食・食育の取り組み
おいしい給食とおやつは大好評
オリジナル献立は子どもも大人も楽しみに

給食は完全給食。管理栄養士が栄養バランスを考慮して作成した献立に基づき、園内の調理室で毎日手作りされる温かい食事が提供され、職員食も希望者は食べることができます。
また食育にも力を入れており、漆椀や磁器の器を使い、食器を丁寧に扱うこと自体を教育の一環として、子どもたちの食事マナーや自立心を育む貴重な体験の場となっています。
働きやすい職場づくり
子育て世代からベテランまで
幅広い世代が活躍、風通しの良い人間関係
「幅広い年齢層や経験を持つ職員が集まっていますが、皆が協力し合い、風通しのよい人間関係が築かれていると自負しています。何か相談があれば私(園長)はもちろん、主任、副主任が保育士の悩みや不安にしっかりと寄り添っています。面談は年2回程度、そのほか相談があれば速やかに耳を傾けています」
「入れ替わりもありつつ、長く働いてくれている職員も多いですね。入園希望者が非常に多いのですが、定員を超えて受け入れられるぐらい、しっかりと職員数は確保しています。毎年新卒の方もお迎えしているんですよ。
職員は常に充足していますが、途中で産休に入られる方もいますし、地域のニーズに応じて保育もさらに充実させていきたいので、随時職員の募集をしています」(髙野園長)
自治体のキャリアアップ研修はもちろん、新人の職員向けをはじめ経験年数に応じた外部研修も充実。園内でも月1回以上は研修を行っています。以前は法人全体で職員全員が集まるような研修も行っていたのですが、現在は規模がかなり大きくなりましたので、各園ごとに行っています。
何しろ職員数がとても多いので、職員会議も1度では集まることが難しいそう。「職員会議は2回に分けて行っています。全職員がどちらかに必ず参加できるように配慮しています。園内研修も必ず月1回以上行っていますし、職員会議も月2回以上なので、最低でも月3回は職員みんなが集まれる機会がありますね」(髙野園長)
日々の保護者との連絡や職員との情報共有はアプリで行っています。ICT化されてからもスムーズに情報共有ができていると思っています。乳児、幼児、クラスだけ、という分割された情報ではなく、朝夕の延長保育も含めて全体で情報共有。子どもの様子をしっかり申し送りすることで保護者との信頼関係を築くことができています」(髙野園長)。
「定員が埋まらない保育園もあるなかで、毎年希望者が多いという点で“選ばれているのかな”という実感はありますね」(助川先生)。
安全・安心の保育環境が整っていて、外部講師による教育プログラム(造形教室・体育教室)や地域交流もさかんです。
また働き方の面でも大きな魅力があり、年間休日は124日と多く、残業も月平均1時間以下と非常に少ないため、プライベートとのバランスが取りやすくなっています。育児や介護中の職員には、時短勤務制度も導入されており、ライフステージに合わせた柔軟な働き方が可能です。
歴史ある法人のしっかりとした体制のもと、安心して長く働ける保育園で、子どもたちと一緒に成長していきませんか。
取材を終えて

地域に愛され続けた歴史ある法人、そして広くて明るい園環境はもちろん、多彩な保育プログラムを通して、子どもたちとともに成長しながら、安心して長く働き続けられる理想的な環境がここにはあります。取材を終えて、私自身も働きたくなってしまいました。
この保育園の施設概要
施設名 | 神明保育園 |
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勤務地 | 神奈川県藤沢市鵠沼神明5-5-32 |
最寄り駅 | 小田急江ノ島線 藤沢本町駅から徒歩11分、JR東海道線藤沢駅から徒歩20分 |
求人募集要項
仕事内容 | 保育士 |
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雇用形態 | 正社員 |
給与 | 応募時公開 |
交通費 | 支給あり |
勤務期間 | 長期 |
勤務時間 | 平日:7:00~19:15 土曜:7:00~17:30(実働8時間) ※土曜振替休暇あり ※残業は年に数回(夕方からの職員会議ぐらい) |
休日・休暇 | 年次休暇:10日~ 夏期休暇:5日 年末年始:6日 |
福利厚生 | 雇用,労災,健康,厚生 |
応募資格 | 保育士資格 |