ランゲージ・ハウス幼稚部株式会社クロベコーポレーション

バイリンガル教育と、質の高い保育を実践!
本物を知っているからこそできること

ランゲージ・ハウス幼稚部は、2006年に創立された幼児教育施設。長年英語教育に携わり、海外での生活・子育て経験の長いクロベ・コーポレーション社長でもあり、幼稚部園長の黒部美子社長と、ご自身のお子さんも幼稚部の卒園生という事務局長の芹澤さんにお話しを伺いました。

ランゲージ・ハウス幼稚部

事務局長 芹澤奈美さんのお話

英語の中で生活することで身に着く
人間力とグローバル社会で生き抜く力

幼児教育の経験豊かな外国人講師が毎日の主活動を担当
幼児教育の経験豊かな外国人講師が毎日の主活動を担当

ランゲージハウス幼稚部には、プリスクールと幼稚部、合わせて約70名の子どもたちがいます。また5名の外国人講師が専属で常駐しており、アメリカだけではなく、インドや南アメリカなど、多様な文化圏から集まっています。そして彼らはいずれも、母国で幼児教育に携わり、日本でバイリンガル教育の経験を持つ講師たち。採用時には、世界を広く旅し、グローバルな世界を体験していることも重視しています。
ネイティブな外国人と日常的にふれあい、アカデミックに学んだ英語を生活の中で生かしていくことができるのが私たちの何よりの強みです。
私たちのメソッドは、All Englishのカリキュラムではなく、あくまでも「バイリンガル教育」です。完全英語の学校に比べると緩やかではありますが、3年間かけてじっくりと英語を身に付けていくことができます。

3歳児は、語彙も爆発的に増えて母国語が確立していく時期です。脳も心も体もぐんぐん伸び盛りの幼児だからこそ、しつけや情操教育も含めて英語で行うことは、子どもたちが将来グローバル社会を生き抜くための糧になると私たちは信じています。

「英語のレッスンの時間があります」とうたっている保育園もたくさんありますが、私たちが実践しているのは、英語で歌が歌えるとか、アルファベットが言えるとか、そうしたレッスン的なものではなく、10年20年先を見据えた、本物の底力を身に付けた子どもたちを育てることが使命だと思っています。

ランゲージ・ハウス幼稚部の保育について

異文化が日常にある環境で
子どもの創造性を育む

大型遊具と芝生のある広い園庭。夏はプール遊びもできる。
大型遊具と芝生のある広い園庭。夏はプール遊びもできる。

施設の形態的には、認可外保育施設になりますが、幼稚園と保育園、両方の機能を持つバイリンガル幼児園です。基本保育時間は9:00から14:30までとなっており、幼稚園に近いですね。14時30分以降は延長保育で、日にもよりますが、毎日5~10人、最長18時までの子どもがいます。
夏休みもあり、幼稚園や小学校と同じ7月20日ぐらいから、8月いっぱいは、夏休みとなっています。夏休み中は日帰りでサマーキャンプ、サマープログラムを実施しています。外部からも参加可能で、毎年小学校低学年までの子どもたちで賑わっています。

日常の保育においては語学力だけではなく、自主性や責任感を養うためのメソッドを取り入れています。


例えば、毎日の朝の会では、リーダーの子どもが会を仕切ります。また、ランチや掃除なども係の子どもが率先して自分の仕事を行います。朝の会の後には、子どもたちが交代でShow&Tellの発表を行います。その日のリーダーは、自分が好きなもの、大事にしているものを持ってきて、みんなの前で英語で発表します。月曜日は先生の日。スタッフも順番で、自分のお気に入りを発表するんですよ。
子どもたちは自然と、英語の先生には英語で「先生これやっていい?」とアプローチし、日本人の先生には日本語で話す。そうした使い分けというか、コミュニケーションの基礎が自然にバイリンガルになっていくんですよね。

各部屋の壁にはそれぞれテーマが。ここはジャングル
各部屋の壁にはそれぞれテーマが。ここはジャングル

私たちが大切にしているのは、決して英語だけとか海外の文化だけということではありません。道徳や礼節、正しく美しい日本語を身に付けることも、本物の国際人への第一歩です。そしてそれらを「勉強」として教えたりはしません、挨拶やマナー、基本的な生活習慣については日本人の保育士が担当し、生活の中で自然に身に着くよう、一人ひとりの発達に応じて丁寧な保育を心掛けています。また日本の伝統文化や行事も日々の保育活動の中にたくさん取り入れています。
何よりもお預かりしている子どもたちが安全に安心して過ごすことが土台。保育経験3年以上の保育士が中心となり保育にあたっています。

また私たちは「強い身体をつくる」ことにも力を入れています。体育は、学年ごとに行っているのですが、体力をつけるだけでなく、さまざまなスポーツの基本を学ぶこと、そしてスポーツを通して勝ち負けでない、人間としてのマインドを育むことを目的としています。例えば隔週で空手の先生が来園し、1学年約30分指導してもらっています。

さらに幼稚部では課外活動も行っています。
課外活動の対象年齢は3~8歳で、外国人講師がピアノやダンス、スポーツなどを教えています。卒園児が小学校に入ってからも、英語力を維持・向上するために通うことができ、大変好評です。
プレスクールでは1歳7か月から2歳児の子どもたちをお預かりしており、現在25名が在園しています。幼稚部にそのまま入園する子が毎年約3分の2です。保育経験豊かな日本人保育士と外国人講師がチームを組み保育を行っています。プレスクールは、子どもたちがはじめて異文化や外国人に触れる場所です。無理なく自然になじむことができるように、一人一人の個性や発達にあわせた丁寧な保育のもとで、ゆっくりバイリンガル環境に順応していきます。

バイリンガルが自然に身に着く環境づくり。
バイリンガルが自然に身に着く環境づくり。

全体的に現在の園児さんは日本人が多いですが、保護者が外国籍のお子さんや帰国子女もいます。園バスも2台巡回していますので、横浜駅周辺やみなとみらい方面から通っている子もいるんですよ。
園舎は広く「まるで外国の家のようですね」とよく皆さんに言っていただいています。園庭もありますので戸外でも思い切り体を動かして遊んでいます。毎朝庭を走ってから、ラジオ体操を行っています。夏はプール遊びもできますし、週1回は公園に行き、時折園バスで岸根公園や新横浜公園にも足を延ばしているんですよ。

毎日登園時間は9時で、8時30分からスタッフミーティングをします。その日の予定や連絡事項を、英語と日本語の両方で確認をします。外国人は英語で、日本人は日本語で話して、なんとなく分かり合ってるという感じですね。

職員は、英語が話せるに越したことはありませんが、全然完璧に話せなくても、コミュニケーションをとろうとする姿勢がある方であれば大丈夫!海外の文化に興味がある人であれば大歓迎です。

社長兼園長 黒部美子さんのお話

バイリンガル保育で
日本の英語教育を変える!

NYで5人の子育てを経験した黒部社長。現在も世界中を飛び回る。
NYで5人の子育てを経験した黒部社長。現在も世界中を飛び回る。

私は夫の仕事の関係で渡米し、20年以上NYに住んでいました。アメリカで5人の子どもたちを育て帰国しました。
そして、日本の英語教育のレベルの低さに驚いてしまったんです。アジア諸国を見ても、日本の英語教育は圧倒的に遅れている。こんなことでは、日本人が世界で活躍するどころか、子どもたちが大人になった時に世界で生きていくことができないに人間になってしまうのではないか……そんな危機感を覚えました。
グローバル社会で生き抜く力を身に付けるために、英語教育を根本から変えていかなければ。そして微力でもいいから自分で学校を作り、これから社会に出ていく子どもたちの手助けをしたい、そんな思いから、幼稚部を立ち上げました。
最初は、塾のような形でスタートしましたが、少しずつ園児も増えていき、幼稚部だけでも約50名の規模になりました。そして2018年には、幼稚部入園前の1~3歳児をお預かりするプレスクールを立ち上げました。それはやはり、幼少期からできるだけ手厚いケアとともに自然に多様な文化や言語の中で育つことが、海外にも通じるより豊かな人間性を育む土壌をつくることができる、と考えたからです。

そして2020年、満を持して認可保育園を立ち上げる決心をしました。
まず立ち上げたのが、川崎市川崎区にある「ランゲージハウスNakajima保育園」です。続いて翌年には同区に「ランゲージハウスFujisaki保育園」を開園しました。バイリンガルの認可保育園、ということに対して、行政の理解を得るのがとても大変でしたね。目指す理念について説明しても、「英語を取り入れた保育をやっているところはいっぱいありますよ」と言われて。「バイリンガル」保育の意義を分かっていただくのに時間がかかりました。

「ランゲージハウスNakajima保育園」「ランゲージハウスFujisaki保育園」はそれぞれ定員30名の小規模な園です。なぜ大きな園を一つ作らなかったのか、とよく聞かれるのですが、バイリンガルの保育を丁寧にやることを考えると、大きな園では難しい。30名定員がちょうどよい規模だと考えたからです。

2園は近い距離にあるので、交流もしているんですよ。特にNakajimaのほうは、ベトナム タイ、メキシコ、中国、韓国など、外国籍の子が3分の1ぐらい在園しています。まさにグローバルな環境ですね。

川崎市は、多様性に理解がある街だと思っています。安全や発達を中心にした日々の保育をしっかりやることは当たり前、その当たり前の保育をずっとやりつづけてても、子どもたちが将来、多様性が豊かな世界や社会で生きていく力は身につかないと思うんです。

私たちの使命は、“守る”ことだけではなく、未来に芽を出し花が咲く種を“植える”こと。
「バイリンガル」がそのための種となり栄養となると思っています。
私たちのフィロソフィーは、英語を“話す”ということだけではありません。ABCを教えるわけではなく、外国人と生活する中での感性も含めての多様性の中に生きるということ、それが一番大切、それがランゲージハウスの理念なんです。

求職者へのメッセージ

「日本の保育士はもっと海外で羽ばたける!」
保育士のステータス向上を目指して

私の夢はたくさんあるんですが、そのうちの一つが、何といっても日本の保育士のステータスを上げることです。保育士のステータス、社会的なステータスを上げたい。
こんなに大変な仕事をしているのに、給与が他の職業と比べてどうしても低くなってしまう。そして乳幼児期という、人間の一生で最も大切な時期の生命と生活、そして教育を担っている尊い仕事なのにもかかわらず、社会的な地位がまだまだ、保育士が、英語を話せるようなって海外に出すこととで、もう少し別の切り口から、資格をもって働けるような仕組みが作れたらいいなと考えています。

例えば、NYは私もずっと生活していましたが「お寿司」と一緒だな、と。保育士とお寿司を比べるのはちょっと違うかもしれないんですが、結構、お寿司が世界に認められていったプロセスが当てはまる気がするんです。
お寿司って、最初アメリカ人に、なかなか理解してもらえなくて。最初は全然ステータスがなかったんです。最初外国人は「これはなんだ?アボカド?」とワサビを食べて『ワーオ!』新しい美味しさ!」驚いていました。人気にじわじわ火がついていきました。最初は外国の変わった食べ物ぐらいにしか思われてなかったんですが、現在では、どんなにアメリカの田舎に行ってもお寿司屋さんがあるんですよ。

日本の保育士さんって、本当にすごい。特に動きが早い。海外の保育園では割と、どっかり座って何もしない人が多い印象なんですが(笑)、日本の保育士さんは目が360度ついていていつも動いている。とにかく仕事の能力が高いと思います。

アメリカの保育士さんを、いろんな保育園で見てきたのですが、日本人の方が圧倒的にクオリティが高い。プログラムとか、カリキュラムはとても面白いのですが、安全、寄り添い見守る保育、という丁寧さ、基本的な保育のレベルが、日本のほうがはるかに高いと感じています。日本の、保育士の育成や研修もレベルが高いと常々感じています。

言葉のコミュニケーションの壁さえ取り払ってあげれば、きっと海外で活躍できる保育士さんを輩出できると思うんです。

何といっても、保育士は国家資格です。国家試験ってアメリカ人にとっては、弁護士か医者かぐらいステータスのある職業。だから日本の保育士さんは世界で生きていくすごい資格を持っているんですよ。だからもっと自信を持っていい。

NakajimaとFujisakiにも、ワーキングホリデーに行っていた保育士さんが何人かいて、英語はもちろん多様な文化を経験している、それ自体がものすごい強みだと思います。英語も話せるし、海外での経験も生かせる、そんな理想的な職場になっています。

保育士さんのステータスが上がってくれば、別の世界が広がっていくと思うんです。保育士さんのイメージを変えていきたい。もっと夢を持っていい。

反対に海外からも経験値の高い保育士さんを呼んで、働く場所を用意してあげることができれば、もっとグローバルな保育が展開できるのではないか……
私たちは、保育のその先を、グローバル社会で花開いていく子どもたちや保育士さんの将来を見据えてこれからも事業を展開していきたい、そんな夢を抱いています。
ぜひ、一緒にグローバルな保育を体験してみませんか。新しい仲間をお待ちしています。

取材を終えて・・・

英語と海外文化に触れながら、笑顔が溢れる元気いっぱいの雰囲気が印象的

小高い丘の上にある住宅街に、突如として現れるまるで海外にある家のような園舎。ここはもともと黒部社長のご自宅だったそう。開放感があふれ、明るくカラフルな保育室で、子どもたちも外国人講師も、そして日本人保育士も、笑顔がいっぱい。「今はまだ話せないけど、夢がたくさんあるのよ!」誰よりも元気な黒部社長のパワーの源は、英語教育への情熱。たくさん元気がもらえる、そんなバイリンガル幼稚園です。海外での体験や英語を生かして働きたい保育士さんにぴったりの環境がありますよ!

この保育園の施設概要

施設名 ランゲージ・ハウス幼稚部
勤務地 横浜市港北区篠原東3-20-19
最寄り駅 東急東横線妙蓮寺駅

写真でわかる!保育園の様子

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